生活困窮者の食支援 いわき信組「SDGs応援定期預金」扱いへ

 
定期預金の販売をPRする(左から)増子理事長、江尻理事長、吉田理事長

 いわき信用組合(いわき市)は13日から、「いわしんSDGs応援定期預金『egao(えがお)』」の取り扱いを始める。生活に困っている人を食の面から支援する市内のNPO法人を助けるため、預かり総額に応じて同信組からコメなどの食材が贈られる。

 同信組は持続可能な開発目標「SDGs」の理念に賛同し、2020(令和2)年には地域の社会、環境課題に対する取り組み方針をまとめた「いわしんSDGs行動宣言」を制定した。今回、地域社会に貢献しようと定期預金を販売する。

 販売期間は募集総額30億円に到達するか、来年3月31日まで。個人が対象で、預入金額は10万円から。金利は0・01%。預入期間は3年で、期間後には通常のスーパー定期預金に自動継続となる。預かり総額の0・035%(最大100万円)が、市内で食の支援活動を行うNPO法人ザ・ピープル、NPO法人共創のまちサポートに贈る食材費用として使われる。預金者への負担はない。

 同信組と2団体は7日、同信組本部で記者会見を開き、商品の特徴を説明した。同信組の江尻次郎理事長は「多くの人に利用してもらって、地域に貢献していきたい」とあいさつ。ピープルの吉田恵美子理事長は「地域の課題解決に向け、一歩でも前に進みたい」、共創のまちサポートの増子裕昭理事長は「支援活動が地域の好循環につながってほしい」と述べた。

 同信組は7月、同定期預金の販売に先立ち、フードバンク事業に取り組むピープルに、コメ900キロを提供している。問い合わせは同信組(電話0246・92・4111)へ。