シイタケ原木林再生へ モデル地域に田村、二本松、鮫川を設定

 

 林野庁と県は、本県のシイタケ原木林の再生に向けた「里山・広葉樹林再生プロジェクト」のモデル地域に田村市、二本松市、鮫川村の3地域を設定した。本年度中に原木林の再生計画を策定し、他地域に波及させる。

 10日、県庁で開いた推進連絡会議で示した。3地域については、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故前の出荷量や関係者への聞き取りなどから、かつての原木林面積を推計した。その上で、現在の原木林の生育状況や放射性物質の動態、将来的な原木需要などを踏まえ、伐採体制などを盛り込んだ再生計画を作ることにした。

 県によると、本県では震災前、阿武隈高地などを中心にシイタケ原木の生産が盛んで、生産量は全国トップクラスだったが、原発事故によって生産量が激減した。多くの地域では原発事故後、伐採が行われておらず、原木の大径化が進んでいるため、計画的な整備や伐採に早期に着手する必要がある。