いわき市「一斉行動」も9月30日まで まん延防止延長に伴い

 
いわき市の陽性者数と人口10万人対比の推移

 いわき市は、まん延防止等重点措置の適用が30日まで延長されたことに伴い、公共施設の利用制限や市民に不要不急の外出自粛を求めている「感染防止一斉行動」の期間も同日まで延長する。清水敏男市長が10日、記者会見で明らかにした。措置の適用から1カ月が経過し、清水市長は「成果は表れているが、依然として新規感染者数などは高い水準にあり、予断を許さない」と呼び掛けた。

 市によると、8月は新型コロナウイルスの急拡大で20件のクラスター(感染者集団)が発生、過去最多の1136人の月間新規感染者数を確認した。ただ、8月18日以降は直近1週間の新規感染者数の累計が減少傾向にある。

 いわき市の今月2~8日の陽性者数と、直近1週間の人口10万人当たりの陽性者数の推移は【グラフ】の通り。40人前後の高い水準が続いていた1日当たりの感染者数は、10人前後となった。

 ステージ4(爆発的感染拡大、25人以上)の指標を超えていた直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数も、8日には24.22人となるなど下回る日も見られるようになった。一時は90%を超えていた病床使用率は8日現在で43.8%、自宅療養者数は25人となっている。

 ワクチン接種に関してはは、12歳以上の市民の8割に当たる約24万人が11月中旬までに完了できる態勢を整備した。7日現在で12歳以上の市民の約54%が1回目接種を終えたという。

 このほか、小児向けの家庭での対策が難しいことから、協定を結ぶ長野県佐久市で使用している子ども向けの対策手引書を学校や幼稚園を通じて児童、園児に配布する。感染症対策専門医の助言を受けて決めた。