「絆舞」日本酒仕込み開始 復興支援プロジェクトで坂下の曙酒造

 
絆舞を使った日本酒の仕込み作業=11日午前、会津坂下町・曙酒造

 全国の信用金庫が協力して醸造する日本酒の仕込み作業が11日、会津坂下町の曙酒造で始まった。全国211地域から集まったコメ6000キロをブレンドした「絆舞(きずなまい)」を使い、3種類の酒造りに取り組む。

 酒造りは、東日本大震災や台風被害などからの復興支援や地域連携を目的とした「興(お)こし酒プロジェクト」と題した取り組み。

 純米大吟醸酒の「佳酔(かすい)」と「爽酔(そうすい)」に加え、仕上げ作業で水の代わりに酒で仕込む貴醸酒「極酔(ごくすい)」を造る。500ミリリットルで各3000本を用意する。

 曙酒造や会津信用金庫の社員が蒸した酒米の放冷や、大きなタンクの中でもろみの発酵を促すかい入れなどの作業を行った。

 曙酒造の鈴木孝市社長は「各農家が気持ちを込めて作った特別なコメで、しっかり気持ちをのせて酒造りに励みたい」と話した。11月に発売予定で、1本売れるごとに100円が復興支援に役立てられるという。