能の動作、舞台で体験 県博企画展に合わせ講座

 
舞台で能の動きを体験する参加者ら

 会津若松文化振興財団は11日、会津若松市の会津能楽堂で能の体験講座を開き、参加者が妖怪が登場する能を見るなどして伝統芸能の魅力に触れた。県立博物館(会津若松市)で開催中の企画展「あはひのクニ あやかしのクニ―ふくしま・東北の妖怪・幽霊・怪異」に合わせて企画された。

 会津能楽会で育成部を担当する平山昇さん(83)らが講師を務めた。平山さんは能の基本知識や会津での能の歴史などについて解説し、「(2代藩主の)保科正経が鶴ケ城内に能舞台を設置し、町民や農民も観覧できるようにした。それから、会津で能が盛んになった」と話した。

 また本県に由来する妖怪が登場する作品「黒塚」の映像が上映され、平山さんが物語の内容や衣装を説明した。舞台では、扇を持った参加者がすり足などの基本動作を学んだほか、「高砂」の一部分を強弱を付けながら読み、謡(うたい)を体験した。