秩父宮妃勢津子さまの遺徳しのび献花 会津若松で「重陽祭」

 
顕彰碑に献花する宮森委員長

 秩父宮妃勢津子さまの生誕日に合わせて遺徳をしのぶ「重陽祭」が9日、会津若松市の御薬園内にある顕彰碑前で行われた。関係者が勢津子さまの功績を振り返った。

 勢津子さまは会津藩9代藩主松平容保(かたもり)の孫で、会津松平家から皇室に嫁いだことから、戊辰戦争で朝敵の汚名を着せられた会津の人々に希望を与えた。9月9日は菊の節句ともいわれる「重陽の節句」に当たることから重陽祭と名付けられた。

 重陽祭は秩父宮妃勢津子殿下顕彰委員会、会津松平家奉賛会、東京に住む会津出身者でつくる会津会、会津若松観光ビューローの主催。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、主催団体の役員有志6人が出席した。顕彰委の宮森泰弘委員長は「勢津子さまは戊辰戦争から60年後に結婚され、会津人として大変感謝している。今後も顕彰を続けたい」とあいさつ。宮森委員長、奉賛会の林健幸会長、ビューローの新城猪之吉理事長、会津会の小沼俊之地元幹事らが献花した。

 御薬園内には、勢津子さまが結婚報告で帰郷した際の宿となった東山温泉の建物で、1973(昭和48)年に移築された重陽閣がある。