蓬莱中(福島)、太田小(南相馬)が最優秀 教育実践審査

 
審査を行う高野名誉教授(右)ら

 日本教育公務員弘済会福島支部は本年度の教育実践審査で、学校の部の最優秀賞に蓬莱中(福島市)、太田小(南相馬市)の2校、個人の部の最優秀賞に鈴木洋子教諭(塩川小)、中島誠太郎教諭(若松五中)、関本慶太教諭(福島大付中)の3人を選んだ。学校部門最優秀賞の2校と個人の部最優秀賞の鈴木教諭は、同会が主催する全国審査会に推薦される。

 審査は、学力向上や健やかな成長を促す指導の向上を目的に行われており、県内の小中学校などから222点の応募があった。最終審査会は9日、福島市の県教育会館で開かれた。

 蓬莱中は、県教育委員会が進める授業づくりの在り方「授業スタンダード」などを活用。生徒の学習への意欲を引き出し、まとめや振り返りの重要性などを明らかにしたことが評価された。

 太田小は、放射線と防災教育を各教科と結び付けた横断的な教育を行った。地域が直面する教育課題を重視し、児童の深い学びにつなげたとして受賞した。

 鈴木教諭は、学校図書館の利用促進を図った。児童の発想を生かしたイベントを図書館で開催するなどし、1カ月の平均読書数が全学年で県平均を上回るなど読書の推進に努めたことが評価された。

 5人の審査委員を代表し、高野保夫福島大名誉教授は「新型コロナウイルスの感染拡大防止に努めながら、地域の課題を踏まえ、子どもたちの成長に合った教育を行っていることが伺えた。今後も県内の活発な教育が期待できる」と話した。