自慢の地下水、特産品に 「かわうちラボ」2023年販売目指す

 
「かわうち恵の水」をアピールする渡辺さん

 川内村のむらづくり会社「かわうちラボ」は、村の地下水をペットボトル詰めした飲料水「かわうち恵(めぐみ)の水」の普及に乗り出す。自然豊かな村を象徴する新たな特産品に育て、2023年の販売開始を目指す。

 かわうちラボが13日、村役場で飲料水をお披露目した。これまで試験的に500ミリリットル入りを約2万本生産し、販売開始までの2年間でイベント開催時などに村を訪れる人に無料で配り、浸透を図る。東京電力福島第1原発事故による風評払拭(ふっしょく)につなげる狙いもある。

 飲料水は、地下約150メートルの水脈からくみ上げた軟水。雑味がなくすっきりとした味わいが特徴という。ラベルは、かわうちラボ職員の渡辺柚香(ゆか)さん(27)がデザインし、村の爽やかな青空と緑豊かな山をあしらった。

 お披露目会では関係者が飲料水を味わった。村には上水設備がなく、全世帯が地下水を利用している。遠藤雄幸村長は「当たり前の存在である水は村の宝物。ブランド化を進めながら販売戦略を描いていきたい」と話した。渡辺さんは「村の新たなお土産品になってほしい」と願った。