さよなら...「瓶牛乳」 酪王乳業・全6種類、9月内で製造終了

 
酪王牛乳(左)と酪王カフェオレ

 酪王乳業(郡山市)は販売している瓶商品全6種類の製造を月内で終了する。製造ラインの老朽化に加え、販売の不振が原因という。瓶商品は宅配や自動販売機などで販売しており、今後は紙パックに切り替える。

 製造を終えるのは「酪農家限定牛乳」「酪王牛乳」「濃厚デラックス」「カルシウムとせんい」「酪王カフェオレ」「N―1乳酸菌のむヨーグルト」。瓶製品は容器のにおい移りがなく、飲み口が広いため味や風味をより感じやすい利点がある。

 しかし、東京電力福島第1原発事故後、首都圏を中心に販売本数が減少し、近年の売り上げはピーク時の半分に落ち込んだ。新型コロナウイルスの感染拡大で自販機がある銭湯、温泉施設が営業を休止したことも追い打ちとなり、多額の投資を伴う製造ラインを更新しても採算が見込めないと判断したという。