「木の天敵」福島・小鳥の森にも生息 外来種カミキリムシ確認

 
街路樹に付くツヤハダゴマダラカミキリ。近くにはリンゴ畑が広がる=福島市瀬上町

 県内で外来種の「ツヤハダゴマダラカミキリ」が見つかり、街路樹などに被害が広がっている問題で、福島市小鳥の森や同市瀬上町でも14日までに、生息が確認された。小鳥の森では、レンジャーの増淵翔太さん(30)が過去の標本を調べたところ、2018(平成30)年に採集していた個体がツヤハダゴマダラカミキリだった。在来種とよく似ていることや外来種の移入情報がなかったために気付かなかったという。また、先月から今月にかけても3匹採集されている。

 同市瀬上町の主婦鎌田和子さん(76)宅の庭木オオモクゲンジでもツヤハダゴマダラカミキリが確認された。8月7日に木の幹に穴が開いていることが分かり調べたところ、交尾する成虫を発見した。

 穴は産卵によるもので、瀬上町ではほかにも街路樹のトチノキや公園のシダレカツラで同様の穴や成虫が見つかっているという。鎌田さんは「近くにはリンゴ畑が広がっているので、被害が及ばないか心配している」と話している。

 ツヤハダゴマダラカミキリは外来種として米国や欧州、オーストラリアなどの各地に侵入し大きな被害を与えている。国際自然保護連合では「世界の侵略的外来種ワースト100」に認定されている。県内では今年8月に白河市で初めて確認された。