居住外国人の心の支えに... 南相馬の支援相談員・田仲さん奮闘

 
「外国人が一人で悩まない環境をつくりたい」と話す田仲さん

 南相馬市の田仲幸さん(35)が、同市の外国人活躍支援センター「SAKURA(サクラ)」で相談員として奮闘している。外国語はほとんど話せないが、自らが東日本大震災で避難した先で心細い思いをした経験を踏まえ、外国人の心の支えになろうとしている。田仲さんは「センターが外国人と地域住民の心が結ばれる場所になれば」と力を込める。

 田仲さんは同市出身で、東日本大震災で被災し一時、県外に避難した。古里に戻った後は、市国際交流協会の職員として働いた。その時、南相馬にいる外国人の中に、周囲となじめずつらい思いをしている人がいることを知った。

 「自分も避難先の住民となじめず、つらい思いをした過去がある。同じような経験をしてほしくない」と感じた。6月にサクラがオープンすると、迷わず相談員に手を挙げた。

 田仲さんは、翻訳アプリを使って相談に乗っている。訪れた外国人の名前は全て覚え、友達のように接することを心掛けているという。

 「外国人が一人で悩まない環境をつくりたい。そして地域に外国人がいることが当たり前のようになっていけば」と話した。サクラでは11月、外国人向けに市内の名所を巡るツアーも予定している。