「信念持ち何事も挑戦」 車いすバスケ審判・二階堂さん講演

 
パラリンピックの理念などを紹介する二階堂さん

 東京パラリンピック車いすバスケットボールに審判として参加した国際車いすバスケットボール連盟公認審判員の二階堂俊介さん(44)=県立大笹生支援学校教諭=は15日、福島市の同校で講演した。東京大会の体験を踏まえて多様性などについて語り、「運動や勉強、将来の仕事でも自分に信念を持ち挑戦してほしい」とエールを送った。

教え子にパラ体験語る

 生徒にパラスポーツへの関心や知識を深めてもらい、パラリンピックスローガンの「多様性と調和」についても考えてもらおうと開催。高等部1年の生徒約35人が耳を傾けた。

 二階堂さんは、女子1次リーグの開幕試合や女子3位決定戦など計10試合を担当。日本人で初めて「メダルマッチ」を裁いた。「文化や言語の違いはあるが、世界の仲間と一緒に仕事ができる」と魅力を語ったほか、写真を交え、無観客開催となった大会の裏側も紹介した。

 口でラケットをくわえて出場する卓球選手や、視覚障害を抱える陸上選手らの姿にも触れ「(障害を理由に)できないことを考えず、得意なことを最大限に生かすのがパラリンピック」と、多様な価値観を尊重する理念を伝えていた。

 丹野好恵校長は「パラリンピック経験者の体験談は生徒にとっても貴重。(生徒が)自信を伸ばすきっかけになれば」と話した。