漆塗りで描くトイレ案内板 葵高生が制作 鶴ケ城公園に寄贈設置

 
新城理事長(右)に作品を寄贈する遠藤さん

 葵高3年の遠藤優陽(ゆうひ)さん(17)は11日、会津若松観光ビューローに漆で描いたトイレの案内板2枚を寄贈した。作品は同ビューローが管理する会津若松市の鶴ケ城公園管理事務所脇のトイレに飾られる。

 同校の美術工芸部に所属する遠藤さんは「観光客に会津の特色をアピールしたい」とトイレの案内板の制作を考案した。以前から会津漆器に興味を持っており、約1年かけて市内の職人から漆塗りの技術を学んだという。

 案内板は約15センチ四方の県産桐の板でできており、城下町をイメージしたはかま姿の男性と着物姿の女性のマークが描かれている。一部には蒔絵(まきえ)も施されている。

 寄贈式は同公園で行われ、遠藤さんが同ビューローの新城猪之吉理事長に作品を手渡した。

 遠藤さんは「漆は湿気を加えて固めるため、扱いが難しかった。自分の作品を飾ってもらうのが夢だったのでうれしい」と笑顔を見せた。