2代目店主は常連さん! 福島「ら~めん白山」まぜそば専門店に

 
「白山」の名を継いだ安倍さん(右)。先代店主の菅野さんと成功を誓い合った

 先代の白山(はくさん)のように地域に愛される店にしたい」。福島市小倉寺の旧国道114号沿いで、22日にまぜそば専門店「まぜそば2代目白山」を開店させる同市の安倍寛人さん(42)は念願の開業に意気込んだ。8月に閉店したラーメン店「ら~めん白山」の店名と場所はそのままに"のれん"を受け継ぎ、市内唯一のまぜそば専門店の挑戦が始まる。

 先代の白山は2002(平成14)年から営業。定番の「野菜ら~めん」をはじめ、トンカツ入りやカレー風味といったオリジナルのラーメン、自家製プリン付きのサービスが人気だった。店主は同市飯野町の菅野和夫さん(72)で、自宅近くの縄文時代の遺跡「白山住居跡」が店名の由来だ。昨年から病気で体調を崩し、後継者もいなかったため閉店を決めた。

 常連客だった安倍さんは名店の閉店を悲しんだ。調理師専門学校を卒業後、各種飲食店で料理の腕を磨いてきた。自分の店を持つ時は白山のような店にしたいと考えていた。昨年、安倍さんは「この場所で自分の店を持ちたい。店名を継がせてほしい」と切り出した。菅野さんは「店名を継いでくれるのはうれしい。サポートするから頑張れ」と快諾。事業承継が決まった。

 2代目白山では、安倍さんが味にほれ込んで研究してきた自慢の「まぜそば」を提供する。飲食業界はコロナ禍で苦境にあるが、日本政策金融公庫福島支店が創業を支援した。菅野さんは「客を大切にして常連客を増やすことが長続きの秘訣(ひけつ)だよ」とアドバイス。安倍さんは「おいしさを追究するだけでなく、先代のように人と人とのつながりを大切にします」と誓った。

 メニューは「まぜそば」(780円)「辛みそチーズまぜそば」(900円)「エビ塩まぜそば」(同)「しらす明太子和風まぜそば」(同)など。営業時間は午前11時~午後9時(まん延防止等重点措置期間は同8時)。定休は月曜日。