「次世代航空」福島県から成長 研究開発の民間4社、推進協設立

 
金田会長(右から3人目)らFAS設立メンバー=20日、南相馬市・福島ロボットテストフィールド

 本県で「空飛ぶ車」やドローン(小型無人機)の研究開発に取り組む民間4社は20日、「ふくしま次世代航空戦略推進協議会(FAS)」を設立した。学生らの人材育成や実証環境の充実などを民間主導で進め、本県を次世代航空分野の先進地に成長させる。

 協議会を設立するのは、スペースエンターテインメントラボラトリー、イームズロボティクス、Sky Drive、テラ・ラボの4社。いずれも南相馬市や福島ロボットテストフィールドを拠点に研究開発に取り組む。パスファインダー社長でエアレースパイロットの室屋義秀さんらがアドバイザーとして加わる。

 協議会は〈1〉研究・開発〈2〉産業振興〈3〉地域での人材育成〈4〉創業ベンチャー支援〈5〉企業誘致〈6〉地域企業との連携〈7〉規制緩和・特区―の推進を図る。加盟企業が技術を共有し開発ペースを上げたり、飛行空域拡大など規制緩和について働き掛けを行ったりする。

 20日、南相馬市の福島ロボットテストフィールドで設立総会が開かれた。会長を務めるスペースエンターテインメントラボラトリーの金田政太最高経営責任者(CEO)が「FASの挑戦で福島の復興創生に貢献したい」とあいさつ。赤羽一嘉国交相、江島潔経産副大臣、横山信一復興副大臣、内堀雅雄知事、門馬和夫南相馬市長が祝辞を述べた。総会に先立ち、室屋さんが航空機で降り立ち、スーツ姿で登場し会場を沸かせた。総会ではシンポジウムなどが開かれ、加盟企業の経営者らが「福島から次世代航空を本気で考える」をテーマに語った。