早くも冬の使者・オオハクチョウ飛来 9月上旬に南相馬で確認

 
中沢副代表が前河浦で撮影したオオハクチョウ=19日、南相馬市小高区

 日本野鳥の会南相馬は22日、南相馬市小高区村上の前河浦で9月上旬にオオハクチョウの飛来が確認されたと発表した。同会南相馬の遠藤政弘代表によると、県内では例年10月になると南相馬市をはじめ猪苗代湖などに飛来するが、9月上旬に飛来するのは極めて珍しいという。

 遠藤代表によると、飛来したオオハクチョウは8日に南相馬市博物館学芸員の仲川邦広さんが見つけた。

 15日にこの知らせを受けた同会南相馬の今村克哉幹事が16日にオオハクチョウ2羽を確認した。その後、中沢洋介副代表が19日に写真を撮影したという。オオハクチョウの飛来について遠藤代表は「世界的な気候変動・異常気象があり、北方での気象の変化が渡りを狂わせたのかもしれない。この現象が今年だけなのか今後もこの傾向が続くのか、他の冬鳥の飛来動向と合わせ観察する必要がある」としている。

 例年11月飛来ピーク

 遠藤代表によると、ハクチョウはシベリア・オホーツク海沿岸で繁殖、冬になると厳しい寒さを避けて越冬のため日本にやって来る。前河浦には毎年、ハクチョウが飛来しており、例年は11月が飛来のピークでその後3月上旬の北帰行まで観察できるという。