福島医大、9月27日から「採血検査工程」自動化 待ち時間短縮

 
福島医大病院で運用が始まる「自動化ラボ」(福島医大提供)

 福島医大病院は27日から、採血検査の一連の工程を自動化した新検体検査室「自動化ラボ」の運用を始める。検査に要する時間を短縮して外来患者の待ち時間を減らすとともに、手作業をなくして人為ミスを削減することなどを目的としている。福島医大が22日、発表した。

 自動化ラボは、福島医大病院きぼう棟1階の事務室として使われていた部屋を改修した。隣接する採血室で患者から採血した血液のほか、救急外来に運ばれた人の血液を検査する。採血した後、採血管を自動化ラボにある機械に投入すると開栓や仕分け、分析、閉栓、冷蔵保存など一連の工程が自動で行われる。同病院によると、ラボにある自動検体搬送システムは、国内最大級の規模という。

 最大9000本の検体を保存管理し、保存日数を過ぎると自動で廃棄する機能も設けた。血液だけでなく、尿も検査対象とすることができる。人為ミスの削減のほか、スタッフの負担軽減にも結び付けたい考えだ。

 自動化による検査時間の短縮により、外来の患者数がピークとなるような時間帯でも安定したスピードで検査結果が出せるようになる。検査結果待ちの時間などが短縮され、「患者満足度」の向上も期待される。