福島から世界の課題曲 9月25日、東京国際合唱コンでお披露目

 

 作曲家で桐朋学園大などの講師を務める面川(おもかわ)倫一(のりかず)さん(37)=いわき市出身=は、詩人の和合亮一さん(53)=福島市在住=と新曲「はるかなとなり」を共同制作した。25日に東京都の第一生命ホールで行われる第3回東京国際合唱コンクール室内合唱部門の課題曲としてお披露目される。面川さんは「『福島コンビ』で作った曲。国際的なコンクールで福島のことを知ってもらえるきっかけになれば」と期待する。

 新曲は2人が本県出身の作曲家、作詞家としてそれぞれ表現したい「今」に思いを巡らせながら作った。歌い手が自由な発想と表現の翼を広げられるような曲であってほしい―との願いが込められている。

 コンクールの各部門の課題曲は、日本を代表する作曲家の新曲が使われる。作曲家に作詞家の選定が任せられることから、面川さんは交流のある和合さんに詞の書き下ろしを依頼。「素晴らしい詞で音のイメージが自然と湧いてきたが、単純になぞるだけではなく、その世界に入り込めるように意識した」と、2分35秒の曲に命を吹き込んだ。

 2人は2019年に初めてコンビを組み、福島医大混声合唱団「燦(さん)」の第50回定期演奏会で歌われる記念作品として、混声合唱とピアノのための組曲「あしあと あしおと」も手掛けている。共同制作が2年ぶりに実現し、面川さんは「続編の曲を作り、福島を盛り上げたい」と見据えた。