「磐城イセエビ」おいしく 上野台さんブランド化、魚食文化普及へ

 
「本県沖の魚介類のおいしさを知ってほしい」と話す上野台さん

 いわき市小名浜の水産加工業「上野台豊商店」社長の上野台優(ゆたか)さん(45)はいわき沖で漁獲される魚介類をブランド化し「魚食文化」の普及に取り組んでいる。水揚げが好調な伊勢エビを「磐城イセエビ」と名付け、地元の料理人と協力して新商品のピザやパスタソースなどを作った。上野台さんは「いわきで水揚げされる魚介類に興味を持ってほしい」と期待を込める。

 同社はサンマの加工品などを製造・販売してきたが、近年は不漁の影響を受けているという。そこで地元に水揚げされる魚介類を使って新たな商品を作り、名物を生み出そうと取り組みを続けてきた。

 伊勢エビは暖かい海にいるため茨城県が安定的に漁獲できる北限とされてきたが、近年はいわき市でも漁獲量が増えている。上野台さんは磐城イセエビを使った「ピッツァ」「クリームパスタソース」「半身のグリル」を開発。ピザはエビの身の食感が感じられ、インターネット販売で好調だ。パスタソースとグリルは今後、販売する予定。

 上野台さんは「食べ応えのある料理に仕上がっている。本県沖の魚介類がおいしいことを広めたい」と力を込める。問い合わせは同社(電話0246・92・3163)へ。