洋服直しの希望応えます 会津若松「HOVEL」田部さん

 
直しの依頼に最大限の対応をする田部さん。ほっとする雰囲気の店内で作業が行われている

 「袖回りはちゃんと補強しなきゃ、また破れにつながるかも」「何となくイメージ湧いてきた」―。洋服を直す「リペア」を専門とする会津若松市の「HOVEL(ハベル)」。店を営む田部留美さん(43)は、客の思いを大切にしながら服を再生する。

 幼いころから物作りが好きだった田部さん。小学5年生のころには将来の職業を服飾関係と心に決めた。アパレル関係の仕事に就きつつ、趣味の延長として自宅で服を作ったり手直ししたりなどしていたが一念発起。

 自分の服を直してきた経験から「思い通りに直したいけど、できないという人たちに応えたい」と、会津商工信用組合の総合支援事業「創業塾」を受講し、昨年11月15日に開業した。

 直しの依頼を受けて客が服を持ち込むと、壊れた部分をじっくり観察し、お客と話し合いながら直しの方針を決める。「遠慮するお客さんもいるけど、直すならせっかくだから何でもわがまま言って下さいと話しています」と田部さん。大きな店で断られたようなケースでも、田部さんは可能な限りオーダーに応えるようにしている。

 店では古着も扱っている。将来はカフェを併設し「お買い物して、リペアを頼んで、カフェで待つ。そんな楽しい空間ができたらいいな」と考える。「『あそこのおばちゃんだったら何とかしてくれるんじゃないの』と言われるような、かっこいいおばちゃんを目指しています」。

 問い合わせはインスタグラム(repair_hovel.316)をメインに電話(090・6456・7208)も可能。営業日は月、金、土、日曜日。火曜日定休、水、木曜日は作業日としている。