「うれしい」授業一緒に 福島県まん延防止解除、分散登校も終了

 
市内最多の生徒数の北信中ではオンライン授業が継続されたが、分散登校はなくなり約1カ月ぶりに級友がそろって授業を受けた=福島市

 新型コロナウイルス感染拡大で福島、郡山の両市に適用されていたまん延防止等重点措置が終了した。解除初日となった24日、酒類提供を制限されてきた飲食店の関係者は「ようやく」と胸をなで下ろした。福島市では分散登校を終える学校などもあり、日常にまた一歩近づいた。

 一部の小中学校で分散登校やオンライン授業が行われてきた福島市。市内最多の生徒約750人が通う北信中では、登校を午前と午後に分けてきた。24日は約1カ月ぶりに生徒がそろって登校し、級友が一緒に授業を受けた。生徒からは「久しぶりに友達に会えてうれしい」「雰囲気が明るくなった」との声が上がった。対面授業ではなくタブレット端末を活用し、生徒は登校しない時間帯は自宅で授業を受けてきた。24日は教師が別室で指導するオンライン授業を続けたが、来週から通常の対面授業を再開する。

 部活動も時間短縮などの制限がなくなり、放課後は生徒の元気な声が響いた。千葉英一校長は「生徒と教員が協力し新たな学習の在り方に取り組んできた。常に危機感を持って生徒の安全を守りたい」と話した。

 また、市内ではさまざまな業種も通常営業に戻った。同市のボウリング場「福島オークラボウル」では、営業時間を通常の午後11時までに戻した。同市の映画館「フォーラム福島」では酒類の提供を再開。阿部泰宏支配人は「不安定な情勢の中でも従業員の雇用は守らないといけない。国には雇用調整助成金の継続をお願いしたい」と語った。