郡山細沼教会、国登録文化財の礼拝堂解体 福島県沖地震で被災

 
解体工事が進む郡山細沼教会=24日午後

 郡山市の郡山細沼教会が、2月の本県沖地震で被災した国登録有形文化財の同教会礼拝堂(郡山市細沼町)の改修を断念したことが24日、関係者らへの取材で分かった。礼拝堂は既に解体作業が始まっている。

 教会関係者によると、同礼拝堂は地震で壁が崩れるなどの被害が出た。以来、教会敷地内は立ち入りが禁止されていた。解体後の跡地の利用については未定という。

 信者の男性は「歴史のある礼拝堂で愛着もあったので、さみしい」と解体を惜しんだ。

 同礼拝堂は、1929(昭和4)年に建設された木造2階建て(塔屋部分は3階建て)の建物。10年前の東日本大震災でも大きな被害を受けたが、改修して再建された。

小説のモデルに

 同市ゆかりの作家宮本百合子の小説「貧しき人々の群」に登場する教会のモデルになったことでも知られる。