「福乃香」稲刈り 飯坂温泉地酒をつくる会、今年も「摺上川」醸す

 
福島市飯坂町東湯野の栽培田で行われた「福乃香」の稲刈り

 飯坂温泉地酒をつくる会(安斎忠作会長)は24日、福島市飯坂町東湯野の栽培田で本県オリジナル酒造好適米「福乃香」の稲刈りを行った。酒米、仕込み水、蔵元全てで「オール福島市」にこだわった純米吟醸酒「摺上川」の原料米で、生酒、火入れ、ひやおろしの3種類を順次発売する予定。

 同会の取り組みは5年目。飯坂温泉街を流れる摺上川の豊かな水源を生かして本物の「地酒」を造ろうと、地元有志が会を設立した。摺上川の発売は飯坂温泉観光協会との共同で、モンドセレクション最高金賞を4年連続で受賞した摺上川の水を使い、同市松川町の金水晶酒造店で仕込む。原料米に福乃香を使うのは2年目。

 今年は新型コロナウイルス感染拡大のため昨年に続き、田植え、稲刈りイベントを中止した。約60アールに作付けされた福乃香の稲穂は黄金色に染まり、会員や協力農家が見守る中、機械で稲刈りした。安斎会長は「どんな地酒ができるか楽しみ。香りが華やかな酒に仕上がればいい」と期待した。

 年内には第1弾の生酒から発売される予定。