「護摩祈願」150年ぶり復活 二本松・隠津島神社、コロナ収束願い

 
コロナ収束などの願いが書かれた護摩木を投げ入れる安部宮司

 国指定重要無形民俗文化財の「木幡の幡祭り」で知られる隠津島神社は18日、二本松市の同神社で大護摩祈祭を開き、新型コロナウイルス感染症の早期収束などを願った。護摩祈願をを行うのは約150年ぶりで、新型コロナの長期化を受けて復活させた。

 かつて本殿近くにあった金剛院(現第1社務所)で護摩祈願を行っていたが、明治政府が神社から仏教的な要素を排除しようと、1868(明治元)年に神仏分離令を出したことを受け、取りやめた。しかしコロナ禍の早期収束と日常生活の回復を願い、復活させた。今後は毎年開催する。

 同神社の第2社務所の駐車場に護摩壇を設け、氏子らが参列した。大祓詞(おおはらえし)を唱える中、安部匡俊宮司が、新型コロナ収束や家内安全などの願い事を記した護摩木を炎の中に投げ入れた。願い事は県内や首都圏、関西などからも寄せられた。

 祈に先立ち、安部宮司が「昨年からの新型コロナの流行が人々を悩ませてきた。コロナ退散の意味を込め、護摩祈を開催する」とあいさつ。安部宮司、責任役員の菅野守芳さんらが玉串をささげた。