フットサル人生 活字で「還元」 元日本代表・渡辺知晃さん出版

 
著書を手にする渡辺さん

 元フットサル日本代表の渡辺知晃さん(35)=郡山市出身=は26日までに、競技を通じて培ってきた技術やメンタルを紹介する著書「『蹴(しゅう)』論(ろん)」をベースボール・マガジン社から出版した。

 渡辺さんは小学2年の時にサッカーを始め、郡山高を経て順天堂大に進学。大学2年時にフットサルに転向し、2009(平成21)年からトップリーグのFリーグで活躍した。

 日本代表として国際Aマッチに59試合出場、通算20ゴールを挙げた。また、17~18シーズンのFリーグ得点王(45ゴール)、Fリーグ出場323試合で通算201ゴールなど輝かしい成績を残し、20~21シーズン限りで現役を引退した。

 渡辺さんは「現役を引退し、自分の競技人生で得た経験を後進に還元できればと思った。それが、今まで支えてくれた人たちに対する恩返しにもなると考えた」と執筆のきっかけを話す。

 著書では、キックの技術を高めるための練習法や、試合に臨む意識など日本屈指のストライカーとして活躍してきた渡辺さんの経験と技術を活字にして余すところなく書き込んだ。渡辺さんは「『必ずゴールを決める』という意識を持つことは、サッカー以外の競技や、ビジネスにも役に立つのでは」と話している。

 渡辺さんはプレーヤーの第一線を退いたが、今後はジュニア層の指導に力を入れ、本県でも少年フットサル大会やクリニックなどを開いて競技層拡大につなげたい考え。「古里からJリーグやFリーグのトップ選手、日本代表が生まれる手助けができれば幸いだ」と意欲を燃やしている。

 「『蹴』論」は1500円(税別)で、各書店で販売している。