農作業中搬送 10月最多、農繁期 事故や火災多く、郡山消防本部

 

 郡山地方消防本部は26日までに、過去5年間(2016~20年)で発生した農作業中の事故による救急搬送人数をまとめた。その結果、最も救急搬送人数が多かったのは農繁期の10月で、28人に上っている。

 月別の累計搬送者数は【表】の通り。10月の搬送は、トラクターやコンバインなど農業機械が横転し、重傷事故に発展したケースが多いという。同本部の担当者は「農業人口の減少や高齢化で作業を1人で行う機会が多くなり、発見が遅れるケースが多い」と指摘し、「長年農業に携わっていても必ず作業は複数人で行い、周囲の安全を確認してから取り組んでほしい」と注意を呼び掛けている。

 また、同時期は農作業に伴う火災も多いという。同本部によると、点検不足による燃料漏れで車両火災につながったケースや農業用設備の清掃を怠ったことによる火災が例年、後を絶たない。担当者は「使用前に劣化や亀裂がないか確認し、設備の清掃を行うことが重要。異常を感じた際は速やかに運転を停止してほしい」と語った。