大正時代建設の水力発電所を見学 磐梯山の恵み伝えるツアー

 
赤れんがの外壁が特徴の猪苗代第2発電所を見学する参加者

 磐梯山の豊富な水が生み出すエネルギーを学ぶ「宝の山磐梯山からの恵みモデルツアー」が28日、会津若松市などで行われた。参加者は大正期に建てられた同市の水力発電所「猪苗代第2発電所」などを見学した。

 観光庁が支援する地域観光に関する実証事業で、磐梯町の道の駅ばんだいを運営する「会津嶺(ね)の里」の主催。同道の駅発着と、新潟市の新潟駅発着の2グループでバスツアーを行った。

 猪苗代第2発電所は、猪苗代湖から流れる日橋川の落差を利用するために1918(大正7)年に開設。100年以上たった現在も稼働している。建物は東京駅を設計した辰野金吾が設計・監修し、自然と調和した赤れんがの外壁が特徴。建物や電気設備の一部は、当時の姿を残している。

 ツアーでは、発電所の職員が水力発電の仕組みや建物の歴史などを解説。参加者は水車や発電機などを見学し、磐梯町の最終処分場や太陽光発電所も訪れた。ツアーはアールエイチ企画(会津若松市)が企画などを担当。来春以降の商品化を目指している。