「県民割プラス」10月4日開始 福島県、1日から予約受け付け

 

 県は10月4日、県民が県内の旅館やホテルに宿泊する際の費用の一部を補助する「県民割プラス」を始める。1日から予約受け付けを開始、新型コロナウイルスの感染拡大で落ち込んだ観光関連産業の回復を図る。感染急拡大に伴い事業の開始を一時見送った経緯があることから、10月分の予約のみ受け付ける方針で、11月以降は感染状況を踏まえて判断する。

28日の県感染症対策本部員会議で決めた。県民割プラスは県内在住者が対象。60万泊分を用意しており、1泊5000円以上の宿泊に対し、宿泊額に応じて2500~1万円を補助する。宿泊者には、地元の土産物店などで使える2000円分のクーポン券も配布する。

 利用するには〈1〉宿泊施設に直接電話〈2〉宿泊施設の公式サイト〈3〉「じゃらん」「楽天トラベル」などの予約サイト〈4〉旅行代理店―の四つの中から申し込む。〈1〉~〈3〉で予約する場合、予約終了後に県民割プラスの特設サイトで会員登録や割引申請手続きが必要になる。

 県によると、本年度は宿泊施設約560施設、旅行会社110社が参画。クーポンが利用できる店舗は約500施設となっており、特設サイトで確認できる。

 県は当初予算と6月定例県議会の補正予算で計52億4529万円を確保。7月にもスタートさせる計画だったが、県内で感染が急拡大し、事業の開始時期を調整していた。このため、予約は10月31日チェックアウト分までとし、11月の予約は10月前半の感染傾向を見極めて判断する方針。

 観光庁の調査では、4~6月の本県の延べ宿泊者人数は各月とも新型コロナ流行前の一昨年と比べて約4割減。県は「厳しい状況の事業者を支援したい」(観光交流課)としている。

 問い合わせは県民割プラス事業サポートセンター(電話0570・000・337)へ。県民割プラスの特設サイトはhttps://fukushima-pr.staynavi.direct/campaign/prefecture/fukushima/kenmin

 「電子食事券」11月1日から

 新型コロナの感染防止対策を講じている飲食店「ふくしま感染防止対策認定店」で使える「プレミアム付き電子食事券」の利用は予定通り11月1日となる。6500円分の電子食事券を5千円で購入でき、認証店で会計(電子決済)時に提示する。