いわきの飲食店「にぎわい戻れば」 受け入れへ感染対策再確認

 
夜の営業再開に向けて準備を進める渡辺さん=28日午後6時30分ごろ、いわき市・居酒屋てとらぽっと

 少しずつ日常に―。新型コロナウイルスのまん延防止等重点措置が30日で解除されることが決まったいわき市。飲食店や観光施設などは感染対策を再確認して、客の受け入れ準備を進めている。

 「お客さんも待ち望んでくれていた。夜の街に明かりが戻る」。同市平白銀町の居酒屋「てとらぽっと」には28日、約2カ月ぶりに予約の電話が鳴った。店主の渡辺良弘さん(55)は日本酒を発注するなど1日からの酒類提供再開に向け、慌ただしく準備に追われた。

 店は重点措置が始まった8月8日から夜の営業を中止。「お客さんとのつながりを途絶えさせたくない」と、新たに昼にラーメンを提供するなどしてしのいだ。地元を中心とした日本酒を売りにしており、売り上げはコロナ前に比べて8割減の苦しい状況だったが、再開が決まり常連から「ようやく飲めるね」と喜びの声があったという。感染対策には引き続き注意を払っていく考えで基本的な対策のほか、1件当たりの予約を4人までに限定する方針だ。渡辺さんは「油断はできないがワクチン接種も進んでいる。少しずつにぎわいが戻れば」と期待を込めた。