経済と感染対策両輪で実施 内田いわき市長が就任会見

 
就任会見で新型コロナ対策を説明する内田市長

 任期満了に伴ういわき市長選で初当選し、28日に初登庁したいわき市の内田広之市長は同日、市役所で就任会見を開いた。まん延防止等重点措置の解除を見据え、新型コロナウイルス感染の「第6波」に備えるとともに、市のクーポン券事業推進など経済活動支援に取り組む考えを示した。

 内田市長は経済活動支援を段階的に進める状況を「ゆるやかなアクセル」、徹底した感染防止対策を「ブレーキ」と表現し、両輪で実施する考えを強調。市の「あんしんコロナお知らせシステム」のクーポン券事業の全店舗実現や、現在市内店舗で6割程度にとどまる県の第三者認証制度「ふくしま感染防止対策認定店」の100%認定を目指すとした。認定店で使える「プレミアム付き電子食事券」など県や国の事業とも連動して支援を進める。

 震災復興については「相双地区と一体で進めていくべき」と述べ、国際教育研究拠点や福島イノベーション・コースト構想に積極的に関わることで若者の雇用確保や人口流出抑制につなげる考えを示した。連携に向けた組織設置も検討する。

 長年の課題となっている医師不足に関しては、診療科ごとに必要な医師数の実態を把握し構想を進めるチームを立ち上げる。防災面では、東日本大震災や東日本台風の教訓を生かして防災のモデル都市を市内に数カ所つくり、拠点を広げながら強化を進めるという。

 内田市長は教育分野の予算確保を進める考えを示し、「産業、医療、防災など諸課題を解決できる人づくりをベースとしたい。予算に限界があっても超えることができる市に向け、先陣を切って取り組んでいきたい」と述べた。