医療器具の部品出荷、福島県10年連続トップ 2019年・経産省統計

 
経済産業省工業統計調査に基づく部品の出荷金額の推移

 県は30日、人工心肺装置や麻酔器具など「医療用機械器具・同装置」に取り付ける部品の2019年の出荷金額が278億円(前年比32億円増)に上り、都道府県別で10年連続で最多になったと発表した。

 医療用機械器具・同装置は853億円(前年比7億円減)と7年連続で最多。医療関連産業の集積を進める県は、日本一の実績を生かして関連産業の育成・集積を加速させる考えだ。

 経済産業省工業統計調査に基づく部品の出荷金額の推移は【グラフ】の通り。10年に124億円となり、前年1位だった愛知県を抜いてトップに立つと、18年には10年の約2倍の246億円に伸ばした。11年を除き毎年増加しており、県は「新規参入や技術開発が進んだ成果ではないか」とみている。

 医療用機械器具・同装置の出荷金額は13年に静岡県を抜いて最多となった。

 県は産業復興の柱の一つとして医療関連産業の集積を掲げ、医療機器の開発から事業化までを一体的に支援する国内初の拠点「ふくしま医療機器開発支援センター」(郡山市)を設置するなど事業を展開してきた。

 県は本年度、センターに企業間をつなぐコーディネーターを配置しており「センターを活用して医療関連産業への参入と企業支援を後押ししたい」(医療関連産業集積推進室)としている。