猪苗代湖ボート事故、男を起訴 福島地検、業過致死傷罪

 

 会津若松市の猪苗代湖で昨年9月、プレジャーボートに巻き込まれ、千葉県野田市の小学3年、豊田瑛大(えいた)君=当時(8)=ら3人が死傷した事故で福島地検は1日、業務上過失致死傷の罪でいわき市の会社役員の男(44)を起訴した。

 起訴状によると、被告は昨年9月6日午前11時ごろ、猪苗代湖でプレジャーボートを操縦。中田浜マリーナから東北東約290メートル付近を時速15~20キロ程度で航行した際、航行先の安全確認を怠り、ライフジャケットを着用して湖面に浮かんでいた瑛大君ら3人にボートのスクリューを接触させ、瑛大君を死亡させたほか、瑛大君の母親ら2人に重傷を負わせた、としている。被告の住所は逮捕時、東京都中央区だった。

遺族「無念さに向き合って」

 事故で死亡した瑛大君の遺族は代理人の弁護士を通じてコメントを発表し、「起訴されて刑事裁判の段階に進めたことについて、捜査機関および関係してくださった方々に感謝申し上げます。これから刑事裁判が始まりますが、被告人には瑛大と私たち遺族の無念さに真摯(しんし)に向き合ってほしいと思います。公開の法廷で真実が明らかになることを強く願っております」とした。公判では被害者参加制度利用を検討しているという。