900年ぶり秘仏を開帳 西会津・鳥追観音如法寺、記念御朱印も

 
秘仏(奥)に手を合わせる参拝者

 日本遺産「会津の三十三観音めぐり」番外札所で「会津ころり三観音」の一つとして知られる西会津町の鳥追観音如法寺は1日から同寺で、修復を終えた県重要文化財の秘仏「本尊聖観世音菩薩立像」を約900年ぶりに特別大開帳している。31日まで。

 同寺によると、約900年前に本堂が火災で焼失したが、平安時代初期に作られたとされる同仏像は奇跡的に残った。その後本堂を再建した際、災難を免れたありがたい仏像として秘仏とされた。今回、寺の記録などを調べて一般向けに特別大開帳するのが約900年ぶりということが分かった。

 三留晃衛住職が1日、秘仏と観音堂の修復を報告し、新型コロナウイルス感染症の早期収束、参拝者の家内安全や健康を願い、お経を唱えた。三留住職は「火災や400年前の慶長会津地震も乗り越えた仏像を、多くの人に拝観してもらいたい」と話す。

 参拝料は300円で、参拝者には特別祈祷(きとう)守護を贈呈している。観音堂に彫刻されている「隠れ三猿」をデザインした特別記念御朱印も授与している。1枚500円。問い合わせは同寺(電話0241・45・2061)へ。