山頂に民謡「会津磐梯山」響く 坂下の団体、コロナ収束願い奉納

 
磐梯山の山頂で民謡「会津磐梯山」を響かせた台ノ宮かんしょ連

 会津坂下町古坂下地区で盆踊りのおはやしを続けている団体「台ノ宮かんしょ連」が、猪苗代、磐梯、北塩原の3町村にまたがる磐梯山(1816メートル)に登り、山頂で民謡「会津磐梯山」を奉納した。昨年に続き2度目で、新型コロナウイルスの影響で演奏の機会を失った鬱憤(うっぷん)を晴らすとともに、"宝の山"から新型コロナの収束を願った。

 町の夏祭りや地区の盆踊りなどには欠かせない会津磐梯山を毎年演奏してきたが、新型コロナ禍で全て中止になったことを受けて昨年始めた。昨年は9月に新型コロナの収束祈願として太鼓を持って磐梯山に登り、山頂でおはやしを披露。反響は大きく、今年も9月23日に「会津磐梯山アゲイン!」と銘打ち、メンバーや地元の若者ら男女28人が参加して行った。

 参加者は重さ20キロを超える太鼓を交代で担ぎながら約3時間をかけて登頂した。山頂では無病息災や新型コロナの収束などを祈願し、会津磐梯山の「正調」「かんしょ」を奉納した。

 同団体は夏祭りや盆踊りのほか、幼稚園での太鼓指導、特別養護老人ホームの慰問なども行っている。山垣睦(あつし)庶務は「磐梯山のてっぺんで演奏し、気持ちも晴れた。来年こそは坂下でおはやしを響かせたい」とメンバーの気持ちを代弁した。