縁起物「福小俵」 多くの人に「福」届けます 会津美里で制作

 
福小俵の仕上げ作業に打ち込む山浦さん(前列右から2人目)ら

 会津美里町勝原の山浦工房で、福を招く縁起物「福小俵」の制作が仕上げの時期を迎えている。同工房の山浦軍平さん(91)は「多くの人に福を届けたい」と話している。

 福小俵は、同町で約400年の伝統を誇る「高田大俵引き」の際に配られてきた。大俵引きは例年1月に行われている伝統行事で、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止となり、福小俵は成人式で新成人らに配られた。

 来年1月の大俵引きはまだ実施の可否が決まっていないが、福小俵の制作は1年を通した工程であるため作業を進めている。工房には、福小俵作りに協力している有志数人が各家庭で作ってきた手のひらサイズの小さな俵が集められ、三つを1組にしてひもで結わえる仕上げが続いている。