会津工場・鈴木社長がグランプリ 優れた起業家東北、日本大会進出

 
トロフィーを手に日本大会への意気込みを語る鈴木社長

 優れた起業家を表彰する「EYアントレプレナー・オブ・ザ・イヤー2021ジャパン」東北地区大会は6日、仙台市で開かれた。自動車のエンジン部品などに使われる鋳物を製造する会津工場(只見町)の鈴木直記社長(60)がグランプリに輝き、日本大会への出場を決めた。

 ファイナリストの経営者3人が事業内容を発表し、審査委員が起業家精神や企業価値の増大、社会貢献などを基準に評価した。

 会津工場は「会津から世界へ」をスローガンに高精度の鋳物を量産できる独自工法を確立。鉄製品の薄肉軽量化や複数の部品の一体化に成功し自動車メーカーから受注を受けている。

 鈴木社長はトヨタ自動車の「レクサス」や日産自動車の「インフィニティ」など高級車ブランドに採用されているエンジン部品や、調理器具のダッチオーブンなど幅広い製品を紹介。売上高を今年の約23億円から2025年に35億円超まで拡大する目標を示した。

 日本大会は12月6日に都内で開かれ、全国8地区の代表から世界大会に出場する日本代表が決まる。鈴木社長は「チャレンジャー精神で挑み、全国の優れた起業家から勉強させてもらいたい」と意気込んだ。

 福島県関係では、2009(平成21)年に東洋システム(いわき市)の庄司秀樹社長が日本代表となった。