古殿町が救援物資備蓄 東京の企業と協定、災害時に被災者活用

 
協定書を交わした岡部町長(左)と有馬社長。手前は1箱分の救援物資

 古殿町は7日、災害発生時の支援事業を手掛けるミューチュアル・エイド・セオリー(東京)と救援物資の保管などに関する協定を結んだ。

 同社は災害発生時、避難所などの現場で混乱が起きやすい発生直後の72時間で必要となる生活用品1人分を段ボール1箱ずつにまとめた救援物資「G72BOX」を供給する事業を行っている。協定により、G72BOXが町の倉庫に備蓄され、災害発生時には被災者のために活用される。同社が東北地方の自治体と協定を結ぶのは初めてという。

 G72BOXには、被災者が72時間で必要とする食料や衣類、衛生用品など1人分47品目がまとめて入っている。そのため災害発生後に職員が救援物資を仕分けする手間を省くことができ現場で被災者対応などに注力できる体制づくりにつながることが期待される。

 G72BOXの1箱当たりの価格は2万2千円だが、企業や団体が社会貢献を目的として事前に購入しているため、町の負担はない。

 協定の締結式は町役場で行われ、岡部光徳町長と有馬朱美社長が協定書を交わした。岡部町長は「災害発生時のソフト面の整備は課題。協定は町民にとって安心につながる」、有馬社長は「取り組みを全国に広げていきたい」と話した。