「震災絵本」記憶つなぐ 双葉・伝承館で企画展、11月8日まで

 
震災に関する絵本が並ぶ会場

 東日本大震災・原子力災害伝承館は9日、双葉町の同館で、福島民友新聞社が販売する同伝承館の語り部の話を基にした絵本「ぼくのうまれたところ、ふくしま」など震災に関する絵本に焦点を当てた企画展を開幕した。11月8日まで。福島民友新聞社などの後援。

 「絵本から学ぶ 子どもに伝える大震災」をテーマに開催。震災に関する絵本約140冊を用意し、読み聞かせなどを通じて家族で「3・11」について継承するきっかけとする。このほか「ぼくのうまれたところ、ふくしま」の原画などを展示している。来場者からは「震災に関する絵本が、こんなにたくさんあるとは知らなかった」「絵本ならば、子どもにも震災の教訓が伝わりやすいのではないか」などの声が聞かれた。

 小林孝副館長は「企画展を通して震災と原発事故の記憶の継承につながれば」と来場を呼び掛けている。

 期間中、17日は原発事故の影響で立ち入りが制限されている「双葉ばら園」の園主岡田勝秀さんによる特別講演を開催。11月3日は「ぼくのうまれたところ、ふくしま」を手掛けた絵本作家松本春野さんと、絵本「失われたバラ園」の著者で絵本作家のはかたたんさん、福島大うつくしまふくしま未来支援センターの本多環特任教授による特別対談が行われる。

 特別講演と特別対談は事前申し込みが必要。参加は無料。企画展は入館料(大人600円、小・中学・高校生300円)が必要。

 問い合わせは企画展運営事務局(電話024・983・9415、平日午前10時~午後5時)へ。