ロボサミット、県勢全チーム決勝へ 災害対応、トンネル事故2競技

 
競技に挑戦する会津大「REL―UoA―JAEA」の学生(左)会津大「REL―UoA」のロボット「スパイダー2020」(中央)南相馬ロボット産業協議会のロボット「MISORA」(右)

 ロボット技術やアイデアを競う「ワールドロボットサミット(WRS)2020福島大会」第2日は9日、南相馬市の福島ロボットテストフィールドで最終予選と準決勝が行われ、県勢は全3チームが10日の決勝に進出した。

 「インフラ・災害対応」をテーマに国内外の29チームが出場。人の立ち入れない災害現場でのロボットの動きを試す「災害対応標準性能」、トンネルでの事故対応を仮想空間上で行う「トンネル事故災害対応・復旧」、ロボットによる日常点検や事故対応を評価する「プラント災害予防」の3競技で競っている。

 本県からは「南相馬ロボット産業協議会(南相馬市)」と会津大「REL(レル)―UoA」が「災害対応標準性能」に、会津大「REL―UoA―JAEA」が「トンネル事故災害対応・復旧」に出場しており、それぞれ上位に入賞した。

 産業協議会の五十嵐伸一会長は「南相馬のものづくり技術が詰まった(ロボットの)MISORA(ミソラ)が評価された。地元の観客から拍手もあり、地域一体で決勝に臨みたい」と笑顔だった。「REL―UoA」のリーダー小川浩明さん(会津大大学院修士1年)は「チームで力を合わせて乗り越えられた。会津大の力を見せたい」、「REL―UoA―JAEA」の渡部有隆上級准教授も「ほっとしている。(学生には)決勝でも純粋に大会を楽しんでほしい」と意気込みを話した。

 各競技では、悪路を想定したロボットの移動といった課題をクリアできるかなどが審査基準となっている。県勢が出場する2競技の決勝は、いずれも3チームで優勝が争われる。