バイオマスプラスチック製造へ原料米収穫 浪江の田んぼで稲刈り

 
浪江町で行われた原料米の収穫作業

 浪江町で始まるコメ由来のバイオマスプラスチック製造に向け、原料米を生産するスマートアグリ・リレーションズ(浪江町)は9日、同町加倉の田んぼで稲刈りを行った。

 同社が生産したコメはバイオマスプラスチック「ライスレジン」の原料となる非主食用米。地元生産組合の協力を得て同地区の休耕田3ヘクタールに作付けし、栽培を進めてきた。9日は大型コンバインで稲を収穫した。中谷内美昭社長は「事業を通して町の復興とゼロカーボンシティの推進に貢献できれば」と語った。

 収穫したコメは、ライスレジンを製造販売するバイオマスレジン福島(南相馬市)が町内の北産業団地に建設する製造工場で加工される。工場は11月に着工し、来年8月に稼働を始める。

 ライスレジンは、コメを最大70%混ぜることで石油系プラスチックの含有量を減らし、二酸化炭素(CO2)排出削減につながる特徴がある。