「災害対応標準性能」部門で南相馬2位 ロボサミット閉幕

 
「災害対応標準性能」で2位に輝いた南相馬ロボット産業協議会のメンバー(上) 「災害対応標準性能」「トンネル事故災害対応・復旧」で3位に輝いた会津大2チームのメンバー

 ロボット技術を競う「ワールドロボットサミット(WRS)2020福島大会」は10日、南相馬市の福島ロボットテストフィールドで各部門の決勝が行われ、閉幕した。県勢では、南相馬ロボット産業協議会(南相馬市)が、災害現場でのロボットの動きを試す「災害対応標準性能」部門で2位に輝いた。会津大から出場した2チームも同部門と「トンネル事故災害対応・復旧」部門でそれぞれ3位に入り、本県の技術力の高さを世界に発信した。

 大会では災害対応標準性能とトンネル事故災害対応・復旧、プラント災害予防の3部門で競技が行われた。国内外の29チームで頂点を争い、会津大のチームは「REL(レル)―UoA」が災害対応標準性能、「REL―UoA―JAEA」がトンネル事故災害対応・復旧の各分野に出場した。

 それぞれの競技では、悪路でロボットを走行させながら必要なデータを読み取ったり、仮想空間上で災害情報の収集をしたりするなどの課題が与えられた。産業協議会のロボット「MISORA(ミソラ)」は、災害時を想定した環境の中、終始安定した動きで課題をクリアしたことが高く評価された。

 会津大の2チームも同大の所有する高いプログラミング力を生かし、入賞を果たした。

 産業協議会の五十嵐伸一会長は「地元のものづくり企業が力を合わせて作ったロボットが認められた」と喜びを語った。「REL―UoA」リーダーの小川浩明さん(会津大大学院修士1年)は「世界の舞台で戦えたことを誇りに思う」と語った。「REL―UoA―JAEA」のリーダー青葉龍馬さん(同大4年)も「会津大の技術力をアピールすることができた」と達成感をにじませた。