福島県産あんぽ柿をUAEに輸出へ 2022年1月に160キロ

 

 県は来年1月、アラブ首長国連邦(UAE)に県産のあんぽ柿約160キロを輸出する。中東向けの本格的な輸出は初めてで、現地の飲食店などで提供される見通し。同国には今夏に県産モモも震災後初めて輸出しており、中東での県産果実の市場拡大を狙う。11日、福島市で開いた「ふくしまプライド。」販売力強化会議で示した。

 県によると、中東ではナツメヤシの果実で「デーツ」と呼ばれるドライフルーツが日常的に食べられ、あんぽ柿も好まれる可能性がある。このため、県やJAは2年前から、中東で市場が大きく、流通の拠点となっているUAEを中心に販路開拓を模索してきた。その中で現地の輸入業者から、販路開拓には「賞味期限が最低1年は必要」との指摘があったという。

 このため、県はあんぽ柿を冷凍し、賞味期限を延ばす研究に着手。冷凍して1年が経過しても品質や食味、見た目、放射性物質などに問題がないことが確認されたため、本格的な輸出に至った。UAEに向けては8~9月にかけて、県産モモ計200キロが震災後初めて輸出されている。

県産米フェア拡大、7社200店舗参加へ

 会議では、県内のスーパー2社の計62店舗で実施が決まっていた「県産米フェア」の参加企業を拡大し、今秋以降、計7社の約200店舗で実施する方針も示された。新型コロナウイルス感染拡大に伴う外食需要の減少などで、コメの在庫量が増えていることを受け、実施店舗を拡大する。

 フェアは、県産米5キロ当たり300グラムを増量して販売する仕組み。新型コロナの影響が長期に及ぶ中、県産米の消費を拡大することで在庫量を減らし、米価下落を防ぎたい考えだ。