浪江に国内最大級の集成材製造拠点完成 2021年度内に操業開始

 
機械設備が完工した福島高度集成材製造センター=浪江町・棚塩産業団地

 浪江町が棚塩産業団地に整備している木材製品生産拠点「福島高度集成材製造センター(FLAM)」の機械設備が完成し、18日に完工式が行われる。中・大規模木造建築向け集成材の製造工場として国内最大級で、本年度中に操業を始める。県産材の利用で本県林業の復興をけん引する。

 FLAMは公設民営で、ウッドコア(浪江町)を中心とする共同事業体が運営管理する。約9万4000平方メートルの敷地で住宅のはりや大規模建築の建材として需要のある集成材を製造する。生産規模は年間1万5000立方メートルで、原材料はほぼ全量が県産材。製造された集成材は、町が建築家隈研吾さんらと進めるJR浪江駅周辺の市街地再開発事業で活用される予定だ。

 将来的には福島・国際研究産業都市(イノベーション・コースト)構想で示された直交集成板(CLT)の製造も視野に入れる。CLTは従来の集成材よりも強度が高く軽量などの特徴がある。総事業費は55億2000万円で、国の福島再生加速化交付金などを活用する。工場の本格稼働で、約50人の新規雇用が見込まれる。