相馬市、12月から「3回目」接種 新型コロナ、抗体量減少確認

 

 相馬市は13日、新型コロナウイルスのワクチン接種を2回終えた市民の血液を検査したところ、抗体の量や感染を防ぐ能力「中和活性」が時間の経過で減少していることを確認したと発表した。会見した立谷秀清市長は、12月から市民への3回目接種を開始したいとの考えを示し、「抗体の減衰が思ったよりも早い。3回目接種に向けて計画を進めたい」と述べた。

 福島医大の調査の一環として実施。12~89歳の市民500人を調べた。40歳未満(191人)の調査結果によると、中和活性の値(単位AU/ml)は、接種完了から30日未満の接種者の中央値は2024だったが、30~90日で753、90日以上で106に減少した。40歳~65歳未満(171人)は接種完了から30~90日で中央値が103、90日以上で61となり、ほぼ全員が90日以上経過している65歳以上(138人)は44だった。

「重症化防ぐ効果」 調査に携わった坪倉正治福島医大教授によると、中和活性は年齢が高いほど下がる傾向があるという。坪倉教授は値が低くなって予防効果が下がっても「重症化を防ぐ効果があるだろう」との認識を示した。

 市は市民に対する3回目接種について、2回目を終了した順に進める方針。