二本松・小浜の紋付祭り 中学生に太鼓発表の場 230年伝統継承

 
太鼓台に乗り、はやしを演奏する中学生=鳥居町

 「小浜の紋付祭り」として知られる二本松市の塩松神社秋季例大祭は9日、新型コロナウイルスの感染防止のため、みこし渡行神事と太鼓台の運行を中止し、関係者による祭典を行った。中止は3年連続。ただ今年は太鼓台が登場し、はやしが演奏され、町内に祭りの雰囲気が漂った。

 はやしの演奏は、230年余りの伝統を持つ紋付祭りの継承と、祭りで太鼓を担当する中学生に発表の機会を設けるのが目的。太鼓台を運行する反町、鳥居町、藤町、新町の各若連が企画し、各町それぞれに太鼓台を所定の場所に置いて1時間程度、披露した。

 このうち鳥居町では、今年で最後となる吉田有桜(ありさ)さんら小浜中の3年生5人が演奏した。「町に活気が届けられるよう太鼓をたたきたい」と話した吉田さんらは若連の大太鼓や笛とともに太鼓の音を響かせていた。

 演奏前には、若連会年番の渡辺善彦鳥居町大世話人ら4町若連の大世話人と取締が同町の太鼓台を前に、記念撮影した。