武蔵野美大、柳津商店街に学生の「まちなかアート」出品作品寄贈

 
まちなかアートプロジェクトの寄贈式に臨んだ(右から)神田教育長、山内会長、谷野さん

 柳津町の赤ベこ通り商店街で8月に開かれた「やないづまちなかアートプロジェクト」で展示した武蔵野美大生の作品の一部が同商店街に寄贈され、無料休憩所に展示された。「作品が並ぶことで、身近にアートを楽しみ、感じてもらう場所になれば」という同商店街の思いに同大が応えた。

 プロジェクトは、アートを通じて町の活性化を目指す斎藤清美術館と同大の連携事業。今年は新型コロナウイルス禍で柳津を訪れることができなかった学生らが、写真や資料などを基に柳津をテーマにした平面や立体の作品を仕上げ、同商店街などに展示した。

 7日に同美術館で行われた寄贈式では、神田順一教育長が山内拓也同商店街会長に「赤べこと街並み」「見えず、漂う」の絵画2点、町民の似顔絵8点の目録を手渡した。

 神田教育長は「アートが結んだ大学と町との絆の証しといえる作品」、山内会長は「文化芸術を感じ薫るような町づくりに参加したい」と話した。事業を担当した町地域おこし協力隊の谷野しずかさんらが立ち会った。

 同大の三沢一実教授や学生らがオンラインで参加した。三沢教授は「作者は生涯にわたり何度か柳津を訪れ、町の変化をつぶさに観察する見届け人になると思う」と述べた。