使用済み注射器を誤って刺す 郡山、コロナワクチン接種の男性に

 

 郡山市は21日、市内の医療機関で20日に行った新型コロナウイルスワクチンの個別接種で、同市の30代男性1人に、誤って使用済みの注射器を刺すミスがあったと発表した。市は男性と、先に同じ注射器を使った市民1人の血液検査の結果、B型肝炎、C型肝炎、梅毒は陰性だった。エイズウイルス(HIV)の検査結果は数日かかる見通し。

 市によると、ベッドで横になった状態で接種を希望した市民に対応するため、医師が通常の接種場所とは異なる別室で注射した。医師は使用済み注射器をトレイに戻し、それを誤って通常の接種場所にあった未使用注射器が入ったトレイに重ねて置いたという。医師はそのまま使用済みの注射器で男性に注射し、間違いに気付いた。

 医療機関はミスの原因について、別室に使用済み注射器の廃棄場所がなかったことや注射器内の薬液の確認不足などがあったとしているという。市は接種者の経過観察を行う考えで、医療機関には適正なワクチン接種の実施を指導した。