小児、日帰りで預かり 大原綜合病院開設、在宅介護の負担軽減

 
小児レスパイトを利用している様子=大原綜合病院

 大原綜合病院(福島市)は本年度から、小児患者を在宅で介護している家族の負担を軽減するため、同院小児病棟「こどもセンター」に、医療専門職が日帰りで一時的に預かる「小児レスパイト」を開設した。

 レスパイトは「休息」や「息抜き」の意味で、介護者の負担を軽減するため病院などが引き受ける仕組み。同院によると、開設した4月以降、県北地方の複数の小児患者とその家族が利用しているという。

 今月15日に初めて利用した保護者は「24時間365日、付きっきりだったので、すごく助かる」と語った。2019年の台風19号では、子どもの避難先の確保に苦労したため「避難の決断もしやすくなる」と歓迎した。別の利用者からは「きょうだいの学校行事に行ける」との声もある。外来看護師長の伊藤美奈子さんは「レスパイトを通して、子どもたちの成長を支援していきたい」と語った。

 対象は在宅で医療機器を使用し、常時介助が必要な人など。かかりつけ医の紹介状や小児科外来の受診が必要。完全予約制で休日も対応する。

 問い合わせは同院小児科外来(電話024・526・0319)へ。