「中和活性」徐々に減少 南相馬市、ワクチン2回接種市民を調査

 

 南相馬市は22日、新型コロナウイルスワクチンを2回接種した市民の血液を調べた結果、抗体の量や感染を防ぐ能力「中和活性」が時間の経過とともに減少していることを確認したと発表した。記者会見した門馬和夫市長は調査結果を踏まえ、「12月の3回目接種に向けて準備を進めたい」と述べた。

 調査はワクチンの有効性を確かめることを目的に、9月9日~10月7日に福島医大と共同で行われた。14~95歳の市民594人の血液を調べ、40歳未満、40~65歳未満、65歳以上ごとに「中和活性」のデータを算出した。

 門馬市長と共に記者会見した医大の坪倉正治教授によると、各年代とも2回目接種後30~90日未満は「中和活性」の値は高い傾向にあり、ワクチンの有効性が確認されたものの、90日以上経過すると、減少傾向にあることが分かったという。坪倉教授は「中和活性の値が下がっても、重症化を抑えられる効果はある。ただ、今後の時間経過とともにさらに減少することも考えられるため、注意深く観察を続けていきたい」と話した。