「双葉郡の魅力」発信へ 福島前進団、台湾向け21年度事業開始

 
東日本大震災・原子力災害伝承館を見学するメンバーら

 東日本大震災からの復興を発信する台湾人コミュニティー組織「福島前進団」は25日、本年度事業をスタートさせた。今回は東京電力福島第1原発事故の被害が大きい双葉郡の各町村に台湾人取材者1人を約1週間滞在させ、住民との交流など通じて会員制交流サイト(SNS)で地域の魅力を発信する。

 事業は、NPO法人元気になろう福島(川内村)が経済産業省の「地域の伝統・魅力等発信支援事業」の採択を受けて実施している。前回は、原発事故で避難指示が出た被災12市町村を中心に県内各地を取材エリアとしたが、今回は双葉郡に焦点を当てて、農業、観光、伝統文化、先端技術の4テーマで深掘り取材する。

 福島前進団は25日、双葉町の東日本大震災・原子力災害伝承館で記者会見を開いた。都内で広告会社を経営するリーダーのゴ・テイチュウさん(33)は「福島の魅力を台湾に発信し、福島に興味を持つきっかけをつくりたい」と抱負を語った。その後、団員たちは伝承館を見学した。